
ゲーミングPCと普通のPCの違いとは
大きく分けて6つです。
- 電源ユニットの容量が大きい
- SSDとHDDが搭載されている
- 高性能グラフィックボードが搭載されている
- CPUとメモリのスペックが高め
- 拡張性(カスタマイズの幅)が大きい
- 排熱性能が高め
詳しく説明していきますね。
電源ユニットの容量が大きい
通常のPCの電源は一般的に300Wクラスの電源を積んでいることが多いのに対して、ゲーミングPCでは小さくとも500W。
大きい電源容量を積んでいるものだと、1000Wクラスのものもあります。
しかし、なぜこんなにもゲーミングPCの電源容量は大きいのか?
それはゲーミングPCに搭載されている高性能なCPUやグラフィックボードの消費電力が激しいからです。
もしゲーミングPCが300Wほどしか電力がないとなると、ゲームを起動すら出来ないこともあるでしょう。
さらに言うと、高解像度のゲームをしている時は、たまにスパイクと言われる突発的に消費電力が大きくなる現象がまま起きます。
瞬間的にでも消費電力が電源容量を超えてしまうと、そのままパソコンはダウン。最悪の場合、ゲーミングPCが壊れてしまうかもしれません。
そうならないように、ゲーミングPCには大きい電源容量の電源ユニットが使われているのです。
ゲーミングPCの電源ユニットは80PLUS認証が使用されている
80PLUSとは、電源ユニットの熱変換効率をします指標です。この熱変換効率がいいほど長期的に使用できて壊れにくいです。
SSDとHDDが搭載されている
一般のPCには基本的にHDDのみが搭載されていることが多いですね。
SSDとHDDの違いは、そのデータの読み込み速度。SSDが早く、HDDは遅いです。
普通のPCは読み込みが遅くなっても大した弊害はありませんが、ゲーミングPCはデータのロード処理などが重くストレスを感じやすいため、SSDを使って高速化していることが多いです。
しかし、SSDの方が早いなら全部SSDで良くない?と思うでしょう。
まあ実際にスペックや処理能力だけを見れば、その通りです。でも、SSDは価格が高く、その割に記憶容量が小さいというデメリットがあるんですね。
その反対に、HDDは価格が安く、また記憶容量も大きいというメリットがあります。
そのため、ゲーミングPCでは価格を抑えつつ、処理能力を上げるために、SSDとHDDを両方のせていることが多いです。
高性能グラフィックボードが搭載されている
通常のPCでは、事務仕事程度しかしないので、そこまでグラフィック能力を求められることがありません。
しかし、ゲーミングPCでは、ゲームの激しいグラフィック処理に耐えるため、高性能なグラフィックボードが搭載されています。
もちろんWEB上で動くような軽いゲームなら、CPU内の内蔵グラフィックスというチップセットで対応が可能ですよ。
ただ、3Dゲームや4K画質のディスプレイなどに対応するようなゲームには、グラフィックボードが載っていないと対応できません。
だから、ゲーミングPCには高性能グラフィックボードが搭載されています。
CPUとメモリのスペックが高め
ゲーミングPCのメモリとCPUは通常のPCよりもハイスペックなことが多いです。
通常に事務仕事程度では大したメモリもCPUも使用しませんが、ゲーミングPCは違います。
グラフィックボードを動かす性能を求められ、複数処理を求められたりと、何かとメモリとCPUの性能を必要とします。
拡張性(カスタマイズの幅)が大きい
ゲーミングPCはカスタマイズ性が高いことも魅力に1つですね。
普通のPCはメモリを増やしたりする程度は出来ますが、ゲーミングPCのように電源を変えたり、グラフィックボードを変えたりとコアのカスタマイズをすることはあまりないでしょう。
その上ゲーミングPCはBTOショップで購入するのが多いため、必然的にセミオーダーになりがちです。
さらにゲームの性能が上がってきて、どんどん求められるスペックも上がってきますから、時代に合わせてゲーミングPCもカスタマイズした性能を上げていくことが必要です。
そのため、ゲーミングPCは後からでもカスタマイズしやすいようにケースが大きかったり、スロットル数が多いマザーボードを使っていることが多いですね。
排熱性能が高め
ゲーミングPCは非常に多くの処理をしているため、PC温度が高くなりがち。
そのため、配線がシンプルにまとめられていたり、冷却性能が高めのファンがついていたりと、熱対策がしっかりとされています。