
ゲーミングPCを自作したい!でも予算も作り方も全くわかない・・・と悩んでいませんか?
しかし、この記事ではそんなゲーミングPC自作初心者でも分かりやすいように、予算別でおすすめ構成を考えてみました。
それぞれご自身の予算に合わせて、参考にしてもらえればと思います。
また、最後にゲーミングPCを自作する際の手順と注意点などを書いておきますので、そちらも部品購入後に参考にしてもらえればと思います。
自作ゲーミングPCのメリットとデメリット
自作ゲーミングPCを作るメリットは、既製品ではこだわることが出来ない自分だけの1台をくみ上げることが出来るという点です。
メーカー製の普通のパソコンだと、自分があまり使わないパーツやソフトにお金がかかっていたり、もしくは逆に性能が足りなかったりと、自分好みのベストなパソコンを探すのが大変になってきます。
しかし、自作ゲーミングPCであれば、パソコンを構成するすべてを自分で選ぶことが出来るので、予算や目的に合わせて自由に選ぶことが出来ます。またデザインまで自分好みに出来るのもうれしいポイント。
これこそがまさに自作ゲーミングPCのメリットと言えます。
デメリットとしては、やはり部品選びから組み立て方までの専門的な知識が必要になることでしょう。
パソコンをくみ上げる上で、マッチする規格であったり、性能を活かしきる組み合わせなどを見つけることも難しいです。
ゲーミングPCは自作とBTO、どちらがいいか?
個人的にはパソコンにある知恵殿知識がある方が自作に挑戦していただき、パソコン初心者はBTOショップでの購入をおすすめしますね。
BTOはセミオーダーメイドなので、普通のPCに比べて拡張性も高く、またスペックの選択肢も広いです。
それにゲームをするだけなら、わざわざ自作する必要も薄いです。
逆にBTOショップで購入するした方が保証も付いてますし、手間もありません。
パソコン初心者ほどドスパラやG-tuneなどのBTOショップで購入しましょう。
自作ゲーミングPCに必要なもの・パーツ
まずゲーミングPCを自作するにあたって、必要な部品とパーツを紹介します。
【5万円】ゲーミングPCのおすすめ構成
まず、5万円でゲーミングPCを作るのはおすすめしません。
それはどのゲームも最低画質で遊ぶことは出来るけど、フレームレートが低かったり、動きがカクついたりするのではないか?という懸念がどうしても捨てきれないからです。
5万円でゲーミングPCを作ろうと思えば、何とか作れるのですが、おすすめ出来るか?と聞かれるとどうしても出来ませんでした。
だから、この記事では5万円で作れるゲーミングPCの構成を紹介しないことにしました。
【10万円】ゲーミングPCのおすすめ構成【安い】
「コスパが良い安いゲーミングPC」をコンセプトに仕上げました
次にこちらが私が考えた10万円でつくれるゲーミングPCのおすすめの構成です。
パーツ | 詳細 | 参考価格 |
CPU | INTEL インテル Core i5 9400F 6コア | ¥20,122 |
マザーボード | ASUS Intel H370 搭載 マザーボード | ¥11,944 |
メモリ | CORSAIR DDR4 4GB×2枚 | ¥6,636 |
GPU | 玄人志向 NVIDIA GeForce GTX 1660 | ¥27,356 |
SSD | Crucial SSD 500GB | ¥7,490 |
電源ユニット | 玄人志向 NEXTシリーズ 80 PLUS Bronze 500W ATX電源 | ¥4,435 |
PCケース | Fractal Design Core 1100 マイクロタワー型PCケース | ¥5.252 |
CPUクーラー | 白虎弐 SCBYK-2000I | ¥3,156 |
OS | Microsoft Windows 10 Home | ¥15,729 |
合計 | ¥102,120 |
ミドルレンジクラスのCPUをベースに、部品をチョイス。
そのほかGPUもGTX1660とそれなりに高性能なスペックを持っているものを選んでいるので、現行のゲームならほぼフルHD画質で60fps以上を出すことが出来るスペックです。
ただし、高度な3D動画編集などを行う場合や4K画質の動画編集をガチで行う場合には、スペックは不足しています。
ゲームだけをするのはなら、正直このスペックで大体の人は満足できるので、かなりコストパフォーマンスが高い仕様ですね。
【15万円】ゲーミングPCのおすすめ構成【コスパ最強】
「動画編集もそれなりに出来るコスパが良いゲーミングPC」をコンセプトに仕上げました
次にこちらが15万円でつくれるゲーミングPCのおすすめ構成です。
パーツ | 詳細 | 参考価格 |
CPU | Intel CPU Core i5-8400 2.8GHz 9Mキャッシュ 6コア | ¥26,795 |
マザーボード | MSI Z370 GAMING PLUS | ¥15,100 |
メモリ | PC4-21300(DDR4-2666) 8GB×2枚 | ¥9,680 |
GPU | 玄人志向 NVIDIA GeForce GTX 1660Ti | ¥34,5384 |
SSD | ①Crucial SSD 500GB ②CFD販売 SSD 960GB |
①¥7,940 ②¥11,664 |
電源ユニット | オウルテック 80PLUS | ¥6,683 |
PCケース | Cooler Master MasterBox MB600L Blue ミドルタワー型PCケース | ¥5,451 |
CPUクーラー | 白虎弐 SCBYK-2000I | ¥3,156 |
OS | Microsoft Windows 10 Home | ¥15,729 |
合計 | ¥136,286 |
SSDを合計で約1.5TB分のせた構成で、ゲームの起動からデータの読み書きまで高速で行えるようにイメージして構成しました。
これを使うユーザーイメージは、
- 現行のゲームをフルHDで楽に60fps出してプレイしたい
- 動画編集にあまりイラつきたくない
こんな感じ。
ただ、CPUの性能的にゲーム配信をするのは性能がやや不足気味です。もしゲーム配信をしたいのであれば、8コア以上のCPU(Core i7 9700Kなど)を採用した方がいいと思います。
でも、ゲーム実教動画を録画して、別でエンコードする分には問題ありませんよ。
で、予算は少し余り気味の13万弱。
予算内で出来ることはCPU性能を上げること、もしくはケースは非常にシンプルなデザインのものを選んでいるので、予算内でもっと格好いいデザインのケースにすること、ですかね。
これは皆さんの用途に合わせて、ちょいっと選び変えてみるといいかもしれません。
【20万円】ゲーミングPCのおすすめ構成
「ゲーム配信から動画編集までこなすハイスペックパソコン」をコンセプトに仕上げました
最後に、20万円で作れるゲーミングPCのおすすめの構成です。
パーツ | 詳細 | 参考価格 |
CPU | INTEL インテル CPU Corei7-9700K | ¥53,780 |
マザーボード | ASUS Intel® Z390搭載 LGA1151対応マザーボード | ¥22,441 |
メモリ | PC4-21300(DDR4-2666) 8GB×2枚 | ¥9,680 |
GPU | ASUS NVIDIA GeForce RTX2060 搭載 GDDR6 6GB | ¥53,018 |
SSD | ①Crucial SSD 500GB ②CFD販売 SSD 960GB |
①¥7,940 ②¥11,664 |
電源ユニット | 80PLUS GOLD認証取得 高効率高耐久電源ユニット | ¥9,442 |
PCケース | Cooler Master MasterBox MB600L Blue ミドルタワー型PCケース | ¥5,451 |
CPUクーラー | Noctua サイレント タワーヒートシンク | ¥11,999 |
OS | Microsoft Windows 10 Home | ¥15,729 |
合計 | ¥200,694 |
この構成は、重いゲームもスムーズにゲーム配信できるように構成してみました。
GPUは現状最高クラスのRTX2070、メモリも16GB搭載なので、サクサクとプレイすることが出来ます。
もちろん動画編集も出来るスペックで、実況した動画を凝った編集しても大丈夫。
価格は600円ほどオーバーしてしまいましたが、安心できるブランドの部品を使っていますので、かなり安定したハイスペックパソコンになっています。
【ゲーミングPCの自作方法】部品の組付け手順
さてここからは、ゲーミングPCの組付け手順の説明を行います。
ゲーミングPCの組付けに必要な工具
まず絶対に必要な工具は、プラスドライバー。
大体はプラスドライバー1本あればゲーミングPCの組付けは出来るので、問題はないでしょう。
しかし、稀にマイナスドライバーやソケットドライバー、ラジオペンチがあると組付けやすい場合もあるので、これは組付け時に必要だと判断したら購入をおすすめします。
どれもホームセンターに売っているものなので、使いやすいものを買っておきましょう。
自作ゲーミングPCの組付け手順1:付属品パーツを不足がないか確認する
まずは購入した部品の付属品がすべてついているか確認しましょう。
特にPCケースには専用のねじがついていることもあるので、チェックしておきたいですね。
自作ゲーミングPCの組付け手順2:マザーボードにCPUを取り付ける
部品を確認した後は、マザーボードにCPUを取り付けましょう。
マザーボードのメモリソケットの近くのCPUソケットと呼ばれるところに、取り付けます。
流れとしては、
- CPUソケットのカバーを外す
- CPUソケットの真横にある銀色のレバーを押し込んで右にずらす
- レバーを持ち上げて外す
- CPUカバーを持ち上げられるようになる
- CPUのピンをCPUソケットに挿す
以上です。
このCPUを取り付ける際の注意点として、ピンを折らないことです。
間違えてマザーボードの上に落としたりしないようにしましょう。
自作ゲーミングPCの組付け手順3:マザーボードにCPUクーラーを取り付ける
次にマザーボードにCPUクーラーを組付けましょう。
今回説明するのはIntel製とAMD社のCPUクーラーについて。その他メーカーのものでは、土台となるバックプレートとおう金具があったりするので、その場合は下記の手順とは異なります。
しかし、その倍委は部品に取り付けるための作業手順書が同封されていると思うので、詳細はそちらで確認していただくことをおすすめします。
Intel製CPUクーラーの取り付け方
CPUクーラーを取り付けるためには、プッシュピンと言われる取り付け用の部品で取り付けます。
プッシュピンはCPUクーラーの円周上にあり、向きがあります。
スリット(隙間)が円の中心を向いていればOK。
逆にスリットが中心から外れて外に向いているとNGです。
次にCPU、CPUソケットの周りにある4つの銀色の固定するための穴を確認しましょう。
CPUクーラーのピンをここに挿入します。
挿入方法は対角線上のピン同氏を親指で抑えて、パチンといったはまった音がするまで押します。
これを全てのピンで行います。
ピンの固定が終わったら、CPUクーラーの電源ケーブルをマザーボードに接続。
接続先は、CPUファン用のコネクタ部分に差し込みます。
ピンとケーブル、全ての差し込みが終わったら、最後の確認として、マザーボードの裏側からプッシュピンがしっかり飛び出していればOK。
これでIntel製CPUクーラーの取り付けは終了です。
AMD製CPUクーラーの取り付け方
次はAMD社製の「Ryzen」シリーズ付属品のCPUクーラーについて。
Ryzenシリーズは現在グレードでついてくるCPUクーラーが変わります。しかし、その種類は4種類で、取り付け方に関しては2種類しかありません。
AMD社製CPUクーラー取り付け:Ryzen5 2400Gなどに付属の「Wraith Stealth Cooler」の場合
CPUを取り付けた後、CPUクーラーをバックプレートのネジ穴に合わせます。
次にCPUクーラーに付属しているネジでCPUクーラーとマザーボードを取り付ければOK。結構簡単です。
もちろん、これも最後に電源ケーブルを差し込むことを忘れないようにそてください。
AMD社製CPUクーラー取り付け:Ryzen7 2700Xなどに付属の「Wraith Prism Cooler」の場合
こちらの取り付け方はもっと簡単です。
リテンションキットと呼ばれる金具をCPUクーラーの側面にあるフックに引っ掛けます。
そしてそのフックを固定するためのレバーがあるので、それを引けばOK!
自作ゲーミングPCの組付け手順4:マザーボードにSSDを取り付ける
4番目の手順として、SSDをマザーボードに取り付けます。
SSDはPCI Express接続のものとSerial ATA接続の2種類があります。
SSDを取り付けるには、まずM2スロットにアクセスする必要があります。
むき出しのものであれば問題ありませんが、ヒートシンクに隠れいている場合があるので、その際はヒートシンクのねじを外してアクセスできるようにしてください。
またヒートシンクの裏側には、熱伝導シートと呼ばれる緑色のシールが貼られているので、そちらは外しておいてください。
次にマザーボードの付属品にM2スロットにSSDを固定するためのねじとスペーサーが入っているので、準備しておきましょう。
そしてM2 SSDには長さの違いがあって、それぞれに合わせたねじ止めが必要になります。
マザーボード側に規格の文字列がプリントされているので、そこにまずはスペーサーをネジで留めてしまいましょう。
次にSSDの切り欠き部分と、スロットの突起部分を合わせこんで押し込みましょう。
コツは斜めからグッと入れること。
奥まで入ったことを確認したら、スペーサーの上に置いて用意していたネジでスペーサーとSSDを固定します。
もしヒートシンクを外していたら、それを元に戻すと完了です。
自作ゲーミングPCの組付け手順5:マザーボードにメモりを取り付ける
5番目の手順として、マザーボードにメモリを取り付けましょう。
メモリスロットはATX対応マザーボードだと、4スロットのケースが多いです。
ですがここで一つ注意点。
メモリはメモリスロットのどこにでも挿していいという訳ではありません。
実際には挿すメモリの本数によって、どれのメモリスロットを使うかが決まっています。
それはマザーボードのマニュアルに記載されているので、しっかり確認しましょう。
メモリの取り付け方
メモリの切り欠きとメモリスロットの突起を合わせこむようにして、メモリを挿します。
ここでしっかりと差し込んでおかないと、組み立てた後電源は入るがBIOSが起動しないというトラブルが起こるので、しっかりと入れましょう。
しっかりと差し込んだ後は、メモリスロットの片側にあるロックするためのツメで完全に固定します。
自作ゲーミングPCの組付け手順6:PCケースにマザーボードを取り付ける
これまでせっせとマザーボードに取り付けた部品者こみこみで、PCケースに取り付けちゃいましょう。
まずはマザーボードをPCケースの中に入れます。
その際に、PCケースの外側から背面を見て、マザーボードの端子類がしっかりと切り抜き穴とあっていることを確認してください。
そして、PCケースのマザーボードベースに、ミリネジで固定します。
自作ゲーミングPCの組付け手順7:PCケースにHDDを取り付ける
PCケースの側面部などから、内部ベイに取り付けましょう。
内部ベイが取り外せるタイプだと取り外した方が作業しやすい場合もあるので、それは臨機応変に。
内部ベイの左右からPCケースに付属するインチねじを使用してHDDを固定します。
これだけ。
内部ベイを外していたら、また元に戻してくださいね。
自作ゲーミングPCの組付け手順8:PCケースに電源ユニットを取り付ける
PCケースに電源ユニットを取り付けましょう。
PCケース内が狭い場合は、あらかじめ電源ユニットにケーブルを繋いでおいてからケースに入れるのもありです。
電源ユニットとコネクタには、お互いに色と矢印が付いているので合わせるように繋げます。
全てつなげ併せたら、PCケースに入れ、ケースと電源ユニットのネジ山を合わせてドライバーで締めましょう。
自作ゲーミングPCの組付け手順9:各種ケーブルを繋げる
CPUコネクター、メイン24ピンコネクター、USB3.1 Type-Cコネクター、Serial ATA端子、LED用制御端子、ファン端子、オーディオ端子などが該当するケーブル。
これらをそれぞれに適応するところに組付けていきましょう。
自作ゲーミングPCの組付け手順10:グラフィックボードを取り付ける
グラフィックボードは大きな拡張スロットの「PCI Express3.0 × 16スロット」に取り付けるのが一般的です。
使用するスロットの背面ブラケットを外し、グラフィックボードの金色の端子を拡張スロットに差し込みましょう。
そのあとは外した拡張ブラケットについていたネジを使って、ケースとグラフィックボードを固定します。
これで固定まではOK。
しかし、高性能なグラフィックボードを使用する場合、拡張スロットからだけで電力が足りなくなるので、電源ユニットとの接続も必要になります。
電源ユニットのPCI Express用ケーブルをグラフィックボードと接続しておきましょう。
自作ゲーミングPCの組付け手順11:HDDと電源の接続を行う
HDDと電源ユニットをSerial ATA電源ケーブルで接続しましょう。
自作ゲーミングPCの組付け手順12:電源が起動するかチェックを行う
全てのケーブルがしっかり刺さっていることを確認したら、ディスプレイとつなげ併せて、ゲーミングPCの電源を入れてみましょう。
しっかりとディスプレイに映像が映れば問題なし。
もし、映らなかった場合は、再度ケーブルがしっかりつながっているか?メモリなどの各種部品もしっかり繋がっているかを確認しましょう。
自作ゲーミングPCの組付け手順13:配線を上手く回して終了
あまったスペースを使って、束ねたケーブルをうまく部品と干渉しないように整理しましょう。
結束バンドやニッパーがあると簡単に出来ます。
ケーブルを引き回し終わったら、ケースを閉めて完成!
ゲーミング自作キットを利用すれば、より簡単に自作できる
ドスパラなどで販売しているパソコン自作キットを使えば、より簡単自作することが出来ます。
例えばドスパラなら、組み立てキットの組み立てそのものを動画で紹介しているので、より分かりやすいですね。
加えて、もし諦めてしまったとしても持ち込みで作ってもらえるので、ある意味保証されてるのでいいですね。
ドスパラ以外にもツクモなどにもあるので、作りたいBTOショップのものを使ってみるといいですね。