
突然ですけど、ゲーム実況っておもしろいですよね。
僕が初めて見たゲーム実況はマインクラフトの実況動画だったのですが、朝から晩までずっと見てましたね。(ちなみにドはまりしたのは、MSSPって実況者グループの動画でした)
それから色んな実況動画を見て回って、ほんと毎日笑わせてもらいました。
でもね、実況動画をめちゃくちゃ見てると一つの欲望が芽生えてくるんですよ。
そう、俺もゲーム実況してえ!!!って欲求です(笑)
当時僕はCall of Duty:Ghost、通称CODって名前の超有名なFPSゲームをやってました。シリーズ最低の駄作とか言われてましたけどね(笑)
そんで僕はそのCODを実況してみようと思ったんですけど、ここで一つ問題が・・・
キャプチャーボードがどれがいいか分からねえ!ってことです。
色んな種類があるし、高いし、そもそも何を基準に選べばいいんだよ!ってなりました。
その時は結局ネットでめちゃくちゃ調べまくったり、ジャンクショップのおっさんに聞きまくったりして何とか納得できるキャプチャーボードを買うことができました。
しかし、世の中には今まさに僕と同じようにキャプチャーボード選びで苦労している方がいらっしゃると思います。
なので今回、無駄にキャプチャーボードに詳しくなった僕の知識を活用し、皆さんの役に立てないかと思い、この記事を書くことにしました。
そして、この記事ではゲーム実況向けの安くておすすめなHDMIキャプチャーボードをご紹介します。
今まさにHDMIキャプチャーボードをどれにしようか迷っていたら、ぜひこの記事を参考にしてください。
まず復習だよ!キャプチャーボードとは
キャプチャーボードはゲーム画面を録画するために必要な機材のことです。
タイプは2種類。外付け型か内蔵型のどちらかに分類されます。
外付けはデスクトップパソコンやノートパソコン両方で使えるけど、内蔵型はノートパソコンでは使えないから注意してくださいね。
使い方で考えよう!自分に合うキャプチャーボード選ぶためのスペックの見方
まずスペックの見方で自分に合うキャプチャーボードを選ぶといいです。
といっても、スペックは色々書かれていてどれを見たらいいか初心者の方は分からないと思います。
だからここでは、最低限把握しておきたいスペックと、実況したいゲームで決めたいスペックだけ書きますね。
最低限把握しておきたいスペック
最大録画解像度
最大録画解像度とは、録画できる画質の良さです。画面解像度は1080pなどと表現する場合もあれば1920×1080などと表現する場合があります。しかし言っていることは同じです。
早見表にするとこんな感じ。
- 360p → 640×360
- 480p → 720×480(DVDと同等な画面解像度)
- 720p → 1280×720(HD)
- 1080p → 1920×1080(フルHD)
- 1440p → 2560×1440
- 2160p → 3840×2160(4K)
※HDとはハイビジョン画質のこと
PS4やSwitchクラスを高画質で録画したいなら、赤文字で表現した1080pあたりを買うといいですね。
さらに高画質のPS4proクラス(4K)を録画しようとすると、2160pまで必要となります。このクラスになると、2万円台よりも高い商品になることが多いですね。
パススルー機能(分配出力)
パススルー機能とは、キャプチャーボードを通してゲームをした時の遅延を少なくしてくれる機能です。
このパススルー機能がついてないキャプチャーボードで格ゲーやFPSゲームをしたときには、遅延がひどくてまともにゲームできないと思ってください。
動きの激しいゲームをする方は、パススルー機能がついてないキャプチャーボードを買うと完全にゴミと化します(笑)
しかし、1万円弱で買えるキャプチャーボードはこのパススルー機能がついてないものが結構あります。
もし安いキャプチャーボード同士で迷っている場合はパススルー機能の有無を確認してください。
エンコード方式
エンコード方式はソフトウェアエンコードとハードウェアエンコードの2種類があります。
それぞれの特徴は
・ソフトウェアエンコード:PCへの負荷が高いが、遅延は少ない
・ハードウェアエンコード:PCへの負荷は低いが、遅延が大きい
個人的にはソフトウェアエンコードをおすすめします。
なぜなら、遅延が大きいと全くゲームそのものが楽しめなくなるからです。
イメージしてください。PS4のコントローラーで左スティックを倒したときに、その動きが画面に反映されるのが1秒後とかだったら糞つまらんでしょ?
思い通りにゲームできないって、めちゃくちゃストレス溜まるので遅延は極力0にした方がいいです。
もちろんハードウェアエンコードでも遅延が少ないものもあるので、あくまで傾向的な話ですね。
推奨メモリ、CPU
あなたの持っているパソコンのスペックが、キャプチャーボードの要求するスペックを満たしているか確認しましょう。
少しくらいなら満たしていなくとも動きますが、少々録画し始めなどの反応が鈍くなるかもしれません。
快適に使いたいなら、しっかりと推奨スペックを満たしているほうが絶対に良いです。
※ちなみに自分のパソコンのスペックは、コンピューター(右クリック)>プロパティを選ぶと確認できるよ!
もしスペックを確認して「やべえ・・・俺のパソコン化石みたいなスペックじゃん・・・買い替えようかな・・・」ってなった場合は、「【ゲーム実況のやり方】PC初心者におすすめな動画編集用パソコンとその選び方」の記事が参考になります。
実況したいゲームで決めたいスペック
これは1つだけです。
フレームレート
フレームレート(fps)とは、一秒間の動きをどれだけ細かい映像にできるかを知るための指標です。
動画はパラパラ漫画のように何枚もの画像を少しずつ変えていくことで動きを表現しています。だから30fpsと60fpsがあるのですが、これは一秒を30枚の画像で表現するか60の画像で表現するか、ということです。
なので、60枚の画像を使って一秒を表現する60fpsの方がくっきりと動きを録画することが出来ますよね。
もしあなたが実況したいゲームがRPGやアクションといったゆっくりした動きのゲームなら30fpsで十分です。
逆にFPSやTPSなど動きが激しいゲームは60fpsじゃないと、細かな動きを鮮明にとらえることが難しいですね。
どういったジャンルのゲームを実況するかで、選び分ければいいと思います。でも、もし迷ったら60fps対応のキャプチャーボード買っとけば間違いないです(笑)
安さが良し!「エアリア Ragno GRABBER2」
はい、当店イチオシの激安キャプチャーボードだよー(笑)
そのエアリア Ragno GRABBER2のスペックはこんな感じ。
※公式HPより参照
それではこのエアリア Ragno GRABBER2は、メリット・デメリットを詳しく説明していきましょう!
エアリア Ragno GRABBER2のメリット
・HDMIキャプチャーボードの中で最安クラス
・パススルー機能に対応している
安いってだけで魅力的ですよね(笑)
ちなみに他のHD画質に対応しているキャプチャーボードを買おうすると、最低でも2万円くらいします。
僕もそうでしたけど、大学生や高校生などはゲーム実況したくともあまりお金がありませんからね。
そんな中で1万円弱で買えるのは正直かなり高評価です。
Ragno GRABBER2のデメリット
・デスクトップパソコンでしか使えない
・取り付けに苦労するかも
エアリア Ragno GRABBER2はいわゆる内蔵型といわれるタイプで、パソコン内部のマザーボードに直接差し込むタイプです。
そのため、内部を開けることが出来ないノートパソコンでは使うことが出来ません。
またパソコンが苦手な方はキャプチャーボードの取り付けに少々苦労するかもしれません。
それはRagno GRABBER2が内蔵型キャプチャーボードなので、一度デスクトップパソコンを開けて中にセットしなければいけないからです。
最初僕もそうでしが、そもそもどこに差せばいいかわかんねえよ!となる方もいると思います。
ですが、「PCIスロットル」とかで検索すればどこに差すのか分かると思いますので、本当にパソコンが死ぬくらい苦手!って方以外は気にしなくてもいいかも(笑)
ネットの口コミを含めて僕が考えるRagno GRABBER2の総評
出来るだけ安く最新のRPG、アクションゲームなどを実況したい方におすすめできるキャプチャーボードです。
その理由は
・HDMI対応している中でも最安値クラス
・高画質で録画可能
⇒最新ゲーム機器の画質を活かすことが出来る
・30fpsまでしか対応していない
⇒ゆったりとしたRPGやアクションゲーム向け
まったりとしたゲームをゆるっと実況したい方にはおすすめです。
逆にまだどのゲームを実況するか分からないという方は、このRagno GRABBER2を選ばず、少し奮発して、2万弱のキャプチャーボードで60fpsまで対応させた方がいいかと思います。
エアリア Ragno GRABBER2 PCI Express x1接続 1080p 60fps H264 録画可能 バイパス出力対応ロープロファイルブラケット付属 SD-PEHDM-P2
スペック良し!人気良し!使い勝手良し!信頼感バツグンの「MonsterX U3.0R SK-MVXU3R」
これは一番パソコン初心者さん向けのキャプチャーボードですね。
そんなMonsterX U3.0R SK-MVXU3R のスペックはこんな感じ。
※公式HPより参照
それではこのMonsterX U3.0R SK-MVXU3Rは、メリット・デメリットを詳しく説明していきましょう!
MonsterX U3.0R SK-MVXU3Rのメリット
・パススルー機能あり
・60fps対応
・ノートパソコンでも使える
MonsterX U3.0R SK-MVXU3Rは外付け型キャプチャーボードなので、ノートパソコンでも使える所がいいですね。パススルー機能がるのはもちろんのこと、60fps対応なので、FPSゲームやTPSゲームといった動きの激しいゲームの録画には最適です。
また接続方法はUSBケーブルで繋ぐだけ。だから接続設定も手軽ですので、パソコンに詳しくない初心者さんに優しいキャプチャーボードですね。
MonsterX U3.0R SK-MVXU3Rのデメリット
・USB3.0でしか使えない
古い型のパソコンだとUSBポートがUSB2.0までしか対応していないことがあります。特に低スペックなノートパソコンだと対応していないことがちょこちょこあります。
これはご自身のパソコンを確認してもらわないと分かりません。確認はパソコンの型番などから仕様を調べるか、説明書を読むと書いてたりします。
購入の前には必ずご確認ください。
ネットの口コミを含めて僕が考えるMonsterX U3.0R SK-MVXU3Rの総評
MonsterX U3.0R SK-MVXU3Rがおすすめな人はこんな人です。
・FPSゲームやTPSゲームを実況したい人
・パソコンに詳しくない人
正直に言うと、迷ったらMonsterX U3.0R SK-MVXU3Rを買うのも一つの手だと思います。
それは誰でも、簡単に、どんなゲームでもキレイに録画できるからです。
やっぱり使ったことない機械をセッティングするとかって難しいじゃないですか。
そういった複雑な手間が極力少なくなっているのがMonsterX U3.0R SK-MVXU3Rです。
さらに言うと使っている人が多いので、口コミやレビューがいっぱい出てますし、トラブった場合も対処法が見つかりやすいです。
これが全く人気のないキャプチャーボードなら、もしトラブったときに直し方が分からなくて本当につらいんですよ。
実際僕はマイナーなキャプチャーボードを最初に買っちゃったので、トラブったときめっちゃ大変でした。。。
キャプチャーボードは初期不良の事例を多く聞く機器ですので、こういったトラブル対処も視野に入れて入れて選ぶといいと思います。
ゲーム実況者の僕が一番おすすめする「Elgato Game Capture HD60 Pro」
僕の一番のおすすめElgato Game Capture HD60 Pro。
こいつのスペックはこんな感じ。
※公式HPより参照
Elgato Game Capture HD60 Proのメリット
・パススルー機能あり
・1080p×60fps対応
・遅延が少なくライブ配信向き
・振り返り録画機能あり
このElgato Game Capture HD60 Proは高画質で録画できる上に、遅延もほぼ0に近い優れものです。
ライブ配信では、遅延に対して視聴者も配信者も不満を持ちやすいです。
しかし、Elgato Game Capture HD60 Proは遅延が少ないため、他のキャプチャーボードよりも快適にライブ配信をすることが出来ます。
また、振り返り機能がついているのも良いところです。
これは経験談ですが、ゲーム実況をしていると録画していない時に限って、良いプレイが出来たり、おもしろいハプニングが起こったりするんですよね(笑)
しかし、この振り返り録画機能はリプレイのように 映像を遡って再生・録画することが出来ます。
だから「ああ~今の録画してねえええええ!」ってなることがないので、ゲーム実況のまとめ動画やおもしろハプニング集などを作ることも出来ますね。
Elgato Game Capture HD60 Proのデメリット
・ノートパソコンでは使えない
内蔵型だからノートパソコンでは使えません。
逆に言えば、これ以外にあまり悪いところがないんですよね。
口コミもいいし、値段も2万3980円と他のキャプチャーボードと大差ありませんしね。
それでも無理やり悪いところを上げるとするなら、一つ上のグレードのElgato Game Capture 4K Proという4K画質まで対応したモデルが欲しくなっちゃうところです(笑)(僕だけかもしれませんが(笑))
このElgato Game Capture 4K Pro、一つグレードをあげるだけでPS4proの4K画質を60fpsで録画できます。
2018年2月現時点のゲーム業界における最高画質を録画することが出来るのはマジで最強だと思います。
最高画質・・・めっちゃ欲しいです(笑)
ただ値段は4万5千円ほどするので安くはないです。
でも僕が今のキャプチャーボードから乗り換えるとするなら、4K画質まで対応のElgato Game Capture 4K Proですかねー。
Elgato Game Capture HD60 Pro(4K対応版含め)の総評
性能、価格、使い勝手のトータルバランスで最もおすすめできるキャプチャーボードです。
今後のゲーム業界の4K画質化を見据えるなら、一つグレードをあげて4K画質まで対応しておくのも長く見た時にはお得かもしれませんね。
また口コミもいいし、Elgatoというメーカー自体対応がいいと耳にします。
もし初期不良があっても、スムーズに対応してもらえそうなところも良いところだと思います。
画質に妥協したくない!ライバル実況者たちに勝ちたい!でも出来るだけ安く済ませたい!って方には本当におすすめです。
どれがいいか決められない方へ|遅延対策は絶対に必要!あとは画質・価格・使い勝手で選ぶこと
自分が好きなゲーム、それに必要なスペックを持ったキャプチャーボードを選ぶことがやっぱり大切です。
その上で価格と使い勝手で取捨選択すればいいでしょう。
今回紹介したHDMIキャプチャーボード3つはどれも本当におすすめです。
どれを選んでも、もの凄く後悔することはないと思います。
それでも、どれがいいか分からないよ!って方は、Elgato Game Capture HD60 Proが一番おすすめです。
でもElgato Game Capture HD60 Proはノートパソコンでは使えないけど、どうして?と思われるかもしれません。
それでも僕がElgato Game Capture HD60をおすすめする理由は、今後ゲーム実況者として活動するなら必ずデスクトップパソコンを買うことになるからです。
・有名になりたい
・快適に実況したい
・凝った編集をしたい
そんな方は絶対に買う機会がきます。
その理由はゲーム実況をしていると動画編集やカスタムをする機会が必ず出てくるので、いつか絶対ノートパソコンのスペックの低さ、拡張性の低さに不満を抱くことになりますから。
だからキャプチャーボードを買うこの機会に、デスクトップパソコンを買うのも全然ありですね。
まとめ
おすすめキャプチャーボード3選、いかがでしたか?
参考になった!と思ってもらえたら、紹介した僕も嬉しいです。
そんで最後にお節介かもしれませんが、先にゲーム実況を始めた僕から一言。
ゲーム実況は楽しいぞ!
コメントをもらえたら睡眠時間削って頑張っちゃうくらいうれしいし、ライブ配信とかだと1人でゲームするより全然盛り上がります。(一人ではそもそも盛り上がらん(笑))
だから迷っているなら、安いキャプチャーボードでもいいので、すぐにでもゲーム実況始めてみてください。
きっと今までのゲームライフがさらに楽しくなりますからね!
って感じで、今回はここまで!
ばいばーい!