ゲーミングPCにおすすめなメモリの選び方とは

「ゲーミングPCを買おうと思っているがスペックの見方が良く分からない。」

「ゲーミングPCを自作しようと思っているが、選び方が分からない」

この記事では、そんなあなたの悩みを解決するために、ゲーミングPC用のメモリの選び方をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

▼デスクトップ用8GBのおすすめのメモリ▼

▼デスクトップ用16GBのおすすめのメモリ▼

メモリとは

データ・プログラムの一時保存を行うメモリー

メモリーとは、データを記憶する部品のことです。英語でmemoryとは記憶を意味します。

メモリーは、大きく分けてと読み書き両方できるRAM(ラム)と読み出し専用のROM(ロム)がありますが、一般的にメモリーという時は、パソコン内のRAMであるメインメモリーのことを指します。

スマートフォンやタブレットでは、単にRAMといいます。

データやプログラムを 一時的に記憶する部品で、コンピューターでは 「主記憶」を担当します。

分かりやすく例えると机や作業台です。何かの課題に取り組んでいるとします。書類や辞書を並べたり、筆記用具をおいたり、参考書を開いたり・・・

机の上が広ければ広いほど作業はしやすいし、はかどりますよね?それと大変似ています。

メインメモリーもパソコンを使っているときや何かのプログラムを開くときに、作業台のように利用されます。ですからこのメモリーの数値は、パソコンの動作速度に影響を及ぼします。

引用:パソコン初心者講座「メモリーとは」

メモリには世代(規格)がある

メモリには種類と規格があり、世に出た時期によってメモリの性能や取り付ける切り欠き形状が変わります。

そのため、メモリの規格がマザーボード側の形状と合わない場合は取り付けられません。

そのメモリの規格を分けると、下記のようになります。

メモリの規格 メモリの種類
DDR4 PC4-17000、PC4-19200、PC4-21300
DDR3 PC3-6400、PC3-8500、PC3-10600、PC3-12800
DDR2 PC2-3200、PC2-4200、PC2-5300、PC2-6400
DDR PC2100、PC2700、PC3200
SDRAM PC100、PC133

メモリの切り欠き形状は規格(DDR4やDDR3など)で決まるので、マザーボード側の規格と一致する規格を選べば取り付けは問題ありません。(互換性もありません)

 

またDDR4の中でも種類がPC4-19200やPC4-21300など後ろの数字が表すのは、転送速度です。

基本的にこの数字が大きくなると転送速度があがり、性能が良いと言われます。

しかし、体感できるほどの速度向上が見込めるかと言われれば、そうでありませんので、選ぶ際にあまり気にする必要はないかと思います。

ゲーミングPCにおけるメモリの重要性

ゲーミングPCにとって、メモリは非常に重要です。

メモリとは、ソフトウェアの動作スピードに大きく関るため、このスピードが遅くなると快適にゲームをすることが出来ません。

ゲーミングPCの場合、メモリが不足するとゲーム中動作がカクカクしたり、起動しなかったりという問題が発生します。

このカクカクする現象はFPSやTPS、格ゲーなど瞬間の動きが勝敗を分けるゲームでは致命的な欠陥といっても過言ではありません。

よく「ラグい」という表現を耳にしますが、これはネット回線の問題だけではなく、あなたのゲーミングPCのメモリが足りていないと似た現象が起こってしまいます。

 

またゲーム実況者やゲーム配信をされる方は、ゲームの他にYoutubeで音楽を流したり、キャプチャーソフトで録画したりと、ゲーム以外のソフトウェアを起動する機会が多いでしょう。

ゲーム実況などをしていなくとも、DiscordやSkypeで通話しながら友達と遊んだりする方も同様で、ソフトウェアの並列使用をする事が多くあります。

ゲームだけできればいい方は問題ありませんが、そうじゃない方はメモリ選びは少し慎重になることをおすすめします。

ゲーミングPCにおすすめなメモリの選び方|メモリはどれくらい必要か

ゲーミングPCのメモリ選びで最も大切なのは、「ゲームがカクカクしないこと」です。

そのならないために、今からメモリの選び方について、説明していきますね。

重要な点は3つ。

・メモリ容量について

・あなたが必要なメモリ容量を知ろう

・メモリの保証期間について

メモリ容量について|ゲーミングPCのメモリは一般的に8GBか16GB

一般的にメモリの容量は、8GBか16GBです。

メモリ容量は大きければ大きいほど処理できる能力が向上するので、大きくて困ることは絶対にありません。

 

ではなぜ8GBという選択肢があるのかというと、やはり価格が原因です。

今のゲームの推奨スペックは8GBであることが多いため、「ゲームしか使わない」という方のためにBTOショップなどでは、価格を抑えるため8GBであることが多いですね。

ですが、以下にゲーム用にPCを買うといっても8GBでいいかと聞かれれば、本当にその買う人によります。

今ゲーミングPCを購入する予定の方の中には、ゲーミングPCを普段使いする方も多いのではないでしょうか?

そんな方は確実にソフトウェアを並列起動することになるので、16GBを買うことがベストでしょう。

 

あなたが必要なメモリ容量を知ろう|ゲーム推奨スペックを調べること

あなたがプレイしたいゲームは何でしょうか?

マイクラ?PUBG?鉄拳?

そして、あなたがプレイしたいゲームの公式推奨スペックを知らない方は、今すぐ調べましょう。

その推奨スペックを満たすメモリでないと、安定した動作は見込めません。

快適にプレイするためには、最低でも公式推奨スペックを満たすようにメモリ容量を決めましょう

公式推奨スペックを調べるのめんどくさいなあ、という方は、こちらの記事では有名なゲームのスペック表をまとめます。

ぜひ参考にしてください。

▼有名なゲームの公式推奨スペックを調べる▼

メモリは保証期間も注意すること

良いところのメモリの保証期間は、大体5年~永久保証となっていることが多いです。

じゃあ永久保証の方がいいね!と思われるかもしれませんが、私個人の感覚で言えば正直気にしなくてもいいです。

保証の対象になる理由は基本的に初期不良と正常な使用状態で故障した場合となっており、一番壊れる理由である取り付け時の衝撃とかそういったものは保証の対象外だからです。(当たり前ですけどね)

それに5年後に壊れたとなったら、もっといい性能のメモリが出てきていて、更にそれに対応したゲームがどんどん増えます。

そうなると結局メモリは買い替えることが視野に入ってきますよね。

だから保証期間はあまり気にしなくてもいいかな、と私は考えています。

メモリのメーカーは選んだ方がいいか?

個人的には、Century Micro、SanMax、Kingston、Crucial、CFD Elixirの5社の中から選ぶことをおすすめします。

これらのメーカーは品質が高いことが有名で、保証も5年から永久保証まであるので、長期間使いたいゲーミングPCにうってつけです。

ただ品質が良い分、価格が少し高いと感じるかもしれませんが、メモリは妥協してはいけません。

安いメモリは、トラブル報告が多い上に対応も難しいです。(メーカーのサポート使ってもね)

基本的には、トラブルが起こりにくい(=報告が少ない)メーカーから選ぶのが間違いなく無難です。

ゲーミングPCに限らず、メモリは後から増設できる

デスクトップ型の良いところは、メモリが足りなくなったら後から増設出来ることです。

増設によって、もともと4GBだったゲーミングPCをさらに4GB足して、8GBにする事が出来ます。

もちろん8GBから16GBということもできます。

ですので、「今はゲームするだけなんだけど今後は分からない」という方は、まずは8GBを買ってその後16GBにすることが可能ですね。

「今はお金ないけど、後から増やしたい」という方は、増設をおすすめします。

8GBならデュアルチャンネル化という選択肢も

デュアルチャンネル。

なんかかっこいいネーミングですね(笑)

デュアルチャンネルとは、同じ規格・同じ要領のメモリを2枚挿すことによって、CPUやメモリのデータ処理能力を高速化することです。

デュアルチャンネルにするには、メモリスロットを対称に差さなければいけません。

たとえば、1番目と3番目。もしくは2番目と4番目など。

そうすることによって、データ処理の能力を理論上向上させることが出来ます。

 

と、なにやらかっこいいことを言いましたが、純粋に16GBのメモリをつけることと8GBでデュアルチャンネルにすることで、データ処理能力の差が体感できるかと言われれば微妙です。(私はあまり分かりませんでした)

ですので、無理してデュアルチャンネルする必要はないかと思います。

増設する場合はマザーボード側のスロット数を確認すること

増設する場合は、マザーボード側のメモリスロットに空きがあることは確認しましょう。

何も増設などしていなければ秋葉あると思うのですが、一応念のためです。

因みに私はメモリスロットの空きがなく4GBから8GBにするため、4GBのメモリを買って取り付けようとしたら、メモリスロットに空きがなく付けられなかったことがあります。

(初めて買ったPCは近所のおっさんに組んでもらったので、中身ぐちゃぐちゃでした)